
ねぇ田中くん。鼻毛出てるよ。

そんなストレートに言わなくても…。

いやぁ、でも出てるし。優しさだと思って受け止めてよ。

優しさ…はい。

ゆきぽんさんにも前教えてもらってたよね?鼻毛ケア。

教えてもらったんですけどね…。

間違った鼻毛ケアの怖〜い話してあげようか?

なんですかそれ?めっちゃ気になる。
この記事では、こんな悩みに答えています!

鼻毛の役割ってなに?

鼻毛ケアで注意点はある?

おすすめの鼻毛ケアの方法は?
まずは「鼻毛」の役割を知ろう

- ゴミや細菌をブロックするフィルター
- 鼻の粘膜の乾燥を防ぐ
- 匂いを感じるセンサー
鼻毛はゴミや細菌をブロックするフィルター&粘膜の乾燥を防ぐ

まずは鼻毛のそもそもの役割について知っていきましょう。
鼻毛は、呼吸をした際に入ってきたゴミや風邪などの細菌をブロックする役割をしています。
小さなゴミや細菌はどうしても空気と一緒に入ってきてしまいます。
そうした時に「これ以上体の中には行かせないぞ!」と体内への侵入を防ぐ役割を鼻毛はしています。
そして、鼻毛は鼻の粘膜の乾燥を防ぐ役割があります。
鼻の中が乾燥すると粘膜も傷つきやすくなり、その傷口に細菌が入ると風邪をひくきっかけになってしまいます。
鼻毛は体調管理に必要な役割を担っているのでケアをするときは注意が必要です。
①ゴミやウィルスの侵入を防ぐフィルターとしての役割
異物が鼻毛に引っかかることで、鼻より奥に侵入するのを防ぎます。②鼻の中の乾燥を防ぐ加湿の役割
鼻毛が鼻の中の湿度を保ってくれることで、鼻の中にある粘膜の乾燥を防ぎます。③ニオイを感じるセンサーの役割
https://ritto-nasu.com/newsdetail_0827.html
鼻毛には、嗅覚受容体が備わった「嗅毛」という種類の毛があります。嗅毛がセンサーとなってニオイを脳に伝えます。
花粉症と鼻毛の関係

鼻毛のケアは花粉症にも関係してきます。
花粉症が起こるメカニズムとして、鼻から入った花粉が粘膜に触れることでアレルギー症状が起きます。
くしゃみが出たり、無意識のうちに鼻水が垂れてきたりといった症状が出ていたら、それは粘膜に花粉が触れている証拠です。
粘膜に触れる花粉の量が少なければアレルギー症状もひどくなることはありません。
その粘膜を守っているのが鼻毛なのです。
鼻毛をごっそり処理してしまうと、吸い込んだほとんどの花粉が粘膜に触れてしまいます。
と、なるとくしゃみが止まらなくなり、鼻水も垂れてくるなどアレルギー症状が強く出てきてしまいます。
花粉症の症状を抑えるためにも、鼻毛の処理しすぎには注意をしましょう。
「基本的には、鼻毛が生えている意味は、外部からの異物を中に入れないことだと思いますので、必要以上に根元までカットしたり、頻繁にカットしたりするのは、避けるほうがよいでしょう。
また、あまり生え際までカットすると、鼻入り口の皮膚を傷つけて、感染の原因になるおそれもあります」
https://precious.jp/articles/-/17832
だけど鼻毛のケアは必要!

「じゃあ、鼻毛は処理しない方がいいの?」と言う声が聞こえてきそうですが、そこは身だしなみです。
正面・横顔・上を向いたときのアングルから鼻毛が出ていないかチェックをしてケアをしていきましょう。
鼻毛ケアで注意する点は「鼻毛が出ないように、相手から見えないようにする」ことです。
根本から処理をするのではなく、「見えないようにする」方法のケアに切り替えていきましょう。
根本から処理をする方法も、結局のところ「鼻毛が出ないように、相手から見えないようにする」が目的ですよね?
で、あればもっと気軽に安全にできるケア方法に変えて、健康と一緒に清潔感をゲットしちゃいましょう。
鼻毛ケアの注意点

- 傷つけないように。
- 根元からムリヤリ引っ張るのは禁止。
「抜く」も「切る」も傷つけないことが鼻毛ケアの最大のポイント

鼻毛ケアといえば、毛抜きで「抜く」ことを連想する人が多いのではないでしょうか。
鼻毛ケアをするときの注意は「傷つけない」ことが最大のポイントです。
「抜く」にしろ「切る」にしろ肌を傷つけてしまう可能性があります。
肌を傷つけてしまうと、その傷から細菌が入ってしまい体調を崩してしまうかもしれません。
もう一度言います!
鼻毛ケアの際に、注意するポイントは「傷つけない」ことです。
鼻毛は、気道に入り込むホコリやゴミから肺を守る仕組みのひとつ。皮膚科クリニック『Russak Dermatology Clinic』のジュリー・ルサック医学博士によると、鼻毛には、侵入者をブロックするだけでなく、ホコリやゴミが呼吸経路を介して血中に入り込まないよう、ゆっくりとくっ付けて捕獲する役割もあるそう。
https://www.womenshealthmag.com/jp/beauty/a28489872/how-to-get-rid-of-nose-hair-20190729/
鼻毛がなければ、感染症や重い病気にもなりかねない。
「鼻毛を抜いてしまうと、鼻腔と副鼻腔が侵入者の攻撃を受けやすくなります」とルサック博士は続ける。「その結果、アレルギー、副鼻腔炎、呼吸器感染症にとてもかかりやすくなるのです」
鼻毛の根本からの処理は要注意

肌を「傷つけない」ことと同時に「鼻毛の根本からの処理」にも注意が必要です。
鼻毛を「抜く」ケアをしているとき、力任せに鼻毛を引っ張って抜いてませんか?
抜いた毛穴に菌が入り化膿してしまう危険性があります。
鼻の中は、顔や体とは異なり処理の後に乾燥防止のクリームを塗ったりといったケアができません。
そのため、鼻毛の毛穴が開いたままになりいつの間にか化膿していても、気がつかないケースがほとんどです。
気づいた時には化膿が進み、手遅れになっていた…なんてこともあるので根本からの処理にも注意が必要です。
誤った鼻毛ケアの方法は「死」につながる危険性も

肌を傷つけてしまうこと、根本からごっそり処理してしまうことで、傷ができそこから細菌に感染してしまうことは鼻毛ケアの一番の注意点です。
また、ワックスなどで鼻毛を全てキレイに処理してしまうとホコリや病原菌を全て吸い込んでしまいます。
今流行っている感染症にも感染しやすくなってしまう危険性があります。
鼻毛は元々、鼻の粘膜を守る役割として生えています。
全てキレイに処理してしまうことは、何かしらのウイルスに感染するリスクが高まり、基礎疾患などとの合併症で入院してしまう危険性があります。
鼻毛を全てキレイに処理しなければいけない…!なんてことはありません。
ムダ毛はムダ毛でも必要だから生えているということを理解して付き合っていきましょう。
鼻毛ケアのこわ〜い話

ムリヤリ抜いた鼻毛のせいで…

これは知人のお話です。

え、なんか怖そう…。

いつものように毛抜きで鼻毛を抜いた後、右の鼻に痛みがありました。
抜く時に少し手こずったのでムリヤリ引っ張るような形で抜きました。

ムリヤリ引っ張るの、やりがちだ.。

その後、右の鼻がどんどん痛くなってきたそうです。
鼻の表面を触っても腫れているのがわかるくらいになりました。
病院へ行くと「毛穴から細菌が入り炎症を起こしている」と診断されました。

えっ、病院に行くほどの腫れ…。
怖い。

ムリヤリ鼻毛を抜いてしまうと、皮膚が傷ついてしまい入り込んだ細菌に毛穴が感染し「毛嚢炎(もうのうえん)」を起こし、患部は化膿し赤く腫れ上がり痛みを伴うしこりができます。

それは知らなかった。
軽い気持ちでムリヤリ引っ張ると大変なことになるんだ。

そうなんだ。
鼻の中を清潔に保てなくなるのはもちろん、痛みをそのまま放っておくと感染が広がり抗菌薬などでは治せない他の病気を引き起こすきっかけになってしまうんだよ。

ムリヤリ鼻毛を抜くのはとてもリスキーはケア方法なんだ。
覚えておこう。
力任せに鼻毛を引っ張ったワックスで…

2つ目の話にいくね。
自宅でできる鼻毛脱毛用のワックスをした時、量を間違えたのかなかなか鼻から取り出すことができませんでした。

まだ鼻毛に関する怖い話あるんだ…!

ちょっとだけ強引に力任せに引っ張ったらごっそり鼻毛が抜けました。
「これでしばらく鼻毛に悩まされることはないな」と安心した矢先、ワックスで鼻毛ケアをしたその日から、鼻がムズムズするように。

それは困るね。

そうなの。
別に風邪をひいているわけでも、花粉症でもないのになぜか鼻がムズムズして、くしゃみをしたいけど鼻水が出るわけじゃない…
なんなんだこれは!
と思い病院へ行きました。

うんうん。

診察をしてもらった結果、鼻毛をワックスで全て処理してしまったことと、力任せに引っ張ったことで鼻の角質も一緒に剥がしてしまい「乾燥性鼻炎」を発症してしまいました。
乾燥性鼻炎とは、鼻の中が乾燥し、鼻水が出るわけではないのにくしゃみをしたくなったりムズムズしたり、鼻が詰まったり、鼻血が出るといった症状が出る病気です。
(参考にしたサイト:しきな鼻クリニック千里 https://senri-nose.com/dry/)

そんな症状があるんだ…!
鼻毛を抜いただけなのに。

「鼻毛出ているよ」と言う指摘はされなくなったが、鼻がムズムズすることが増え仕事中も集中できなくなってしまったそうです…。

スッキリ全部鼻毛をなくしたい!と思うけど、鼻毛には鼻毛の役割があって健康を守ってくれている存在なんだね!
勉強になったよ。
手鏡を見ずに鼻毛ケアしたら…

もしかして、まだ鼻毛にまつわる怖い話があったりするのでしょうか…?

はい。ございます。
普段は手鏡を使って鼻毛ケアをしていたけれど、その日は家を出る直前に鼻毛が出ていることに気がつき急いでハサミで鼻毛を切りました。

これもよくある話ですね。
とりあえず見えなきゃいいや。と切ってしまうことあるなぁ。

洗面台の鏡を見ながら、出ている鼻毛をハサミで切っていて、ちょっとチクッとしたけれど急いでいたので気にせず出かけました。

うんうん。

出先でトイレに行ったとき、チクッとしたところが気になる、指で触ってみましたが指に血がついたりすることがなかったので気にせず過ごしていたら、鼻が赤く腫れ頭痛がひどくなりました。

えっ、頭痛!?

うん。大変だよね。
病院へ行くと「鼻せつ(びせつ)」と言う感染症になっていました。
チクッとした痛みはハサミで鼻の穴の中の皮膚を傷つけてしまった時の痛みで、その後鼻の穴へ指を入れてその傷を触ってしまったことで細菌を傷に押し付けるような形になり感染してしまった様子。
抗生剤と鎮痛剤を飲んでなんとか治ったけれど、化膿がひどい場合は切開して膿を取り出さなければいけません。

軽い気持ちでしたことがそんな大変なことになるなんて…。

ハサミを使って鼻毛ケアをするときは、必ず手鏡を使いましょう。
刃が肌に触れていないかを確認しながらケアをすれば感染症への感染は未然に防ぐことができますよ。
指は卒業!鼻毛ケア方法おすすめ3選

- 鼻毛カッターで毛先をカット
- 鼻毛専用のハサミで毛先をカット
- プロの力を借りてレーザー脱毛
鼻毛ケアの時は「拡大鏡」の準備を

100円ショップなどでも購入することができる拡大鏡を使って鼻毛ケアをしていきましょう。
拡大鏡とは、虫眼鏡のようにポイントで拡大をしてくれる鏡のことです。
女性がアイメイクをするときなどに活用している鏡です。

拡大鏡は、鼻毛ケアはもちろん眉毛カットをするときにも大活躍してくれます。
拡大倍率は5倍〜10倍のものがおすすめです。
(拡大倍率が高すぎる拡大鏡だと見えすぎてしまい、逆に目が疲れてしまうので倍率は欲張らないようにしましょう)
卓上タイプの拡大鏡もありますが、持ち運びができる折りたたみのミニミラーもあるので、髭剃りセットなど日々のスキンケアグッズと一緒に収納することができます。
100円ショップはもちろん「拡大鏡 メイク」などで検索すればネットでも購入可能です。
ちょっとお店で買うのは恥ずかしい…という方はぜひネットで購入してみてください。
鼻毛カッターで毛先をカット

家電量販店で購入することができる鼻毛カッターで毛先だけを処理するのが手軽でおすすめ!
鼻毛カッターをすでに持っているのであれば、使い方を少し変えるだけでOKです。
これまでは根本から鼻毛を処理していたのであれば、毛先だけをカットするように操作していきましょう。
「相手から見えないようにする」のが鼻毛ケアのポイントです。
鼻毛カッターをこれから「買うぞ!」という場合、360°カットできるものがおすすめです。
また、洗浄方法や充電式or電池式かも確認し、好みに合う鼻毛カッターを探しましょう。
鼻毛専用のハサミで毛先をカット

鼻毛カッターよりも安価にできる鼻毛処理アイテムはハサミです。
100円ショップなどで売っている専用のハサミで大丈夫!
鼻毛カッターと同じく、根本からカットしていくのではなく、毛先のみを短く切り揃えていくようにしましょう。
毛先を切り揃えていく上で注意してほしいのは、刃先を肌に近づけすぎないことです。
刃先を肌に近づけすぎてしまうと、誤って肌を傷つけてしまう危険性があります。
鏡と顔の角度を変えながら「鼻毛が見えないように」チェックしていくと鼻毛トラブルに巻き込まれることはなくなりますよ。
プロの力を借りて鼻毛のレーザー脱毛もあり

男性向け医療脱毛で密かに注目を集めているのが「鼻毛のレーザー脱毛」です。
以前、洒落男子でおすすめの鼻毛ケア方法でも紹介した通り、レーザー脱毛もおすすめです。
ワックス脱毛とは異なり、多くのクリニックでは鼻入り口側のみを脱毛する施術となっています。
つまり、相手から見えてしまう位置に生えている鼻毛をレーザーで処理していく方法です。
クリニックに予約をして通うという手間と費用はかかってしまいますが、相手から見えないようにするケアにはレーザー脱毛が一番おすすめです! 自分自身ではなく、第三者に処理をしてもらう方法なので自分では気付けない角度からの鼻毛もびっちりキレイにできちゃいます。
鼻毛の脱毛をしてくれるサロンは少ないですが、全国に18院あるゴリラクリニックは鼻毛の脱毛にも対応しています。

自分でケアするのはなぁと自信がない人はぜひレーザー脱毛を検討してみてください。
その鼻毛ケア危ないかも!?メンズ鼻毛ケアのこわ〜い話 まとめ
- 鼻毛は細菌から体を守ってくれる存在
- ケアするときは「傷つけない」がポイント
- 間違った鼻毛ケアで命を落としてしまうかも
- 鼻毛全部を処理するのではなく、相手から見える毛先を処理