
こんにちは!
メンズパーソナルスタイリストのひろゆきです。
僕は日々
- 「パーソナルカラー診断・骨格診断・メンズ顔タイプ診断」などの服の似合わせ理論を用いた診断コンサルティングサービス
- ショッピングに同行して1日でガラッと外見をチェンジするショッピング同行サービス
をメインとして、日々メンズのお客様をカッコ良くする活動をしております。
こちらの洒落男子では主に初心者が活かしやすいファッションコンテンツを寄稿しています。
第1ステップとしてまずは、ファッションをオシャレにしようとする前に「髪型や眉毛などの部分」をオシャレにする事。
初心者がミスって野暮ったくなってしまいやすい「ファッションのサイズ感」の選び方。
プライベートファッションをオシャレに見せる為に必要な知識である、「キレイ目とカジュアルのMIX」
初心者が失敗しがちな、メンズファッションの「配色の基本」。
「ダサい」認定されない為の、NGメンズファッションの徹底解説。
初心者が本当に事故りやすいから気をつけたい「アクセサリーの扱い方」。
という基礎の部分を順を追って解説をしてきました。
一通りメンズファッションとしての解説をし終わり
実際に僕がスタイリング〜外見力UPの全てに携わったBEFORE AFTER実例もこちらにまとめております。
適切な処置をおこなえば
1日で「こんなにもガラっと変わるんだ!!」
というのを是非体感いただければと思います◎
今回は、前回に引き続き、スタイルを良く見せる為の体型に合わせたカバーテクニックを解説。

お腹が出ていて気になります…
とか

なで肩で弱々しく見えます…
とか

身体が細すぎるのが気になります…
こんな悩みを持っている人がいましたら、是非目を通していって下さいね!
ファッションでカバー出来る部分が多いので、順を追って解説していきます◎
ぽっちゃりお腹のカバー
アラサーを越えてくると多くの方が悩まれる方が多いのではないでしょうか?
ぽっこりお腹。
前提としては、健康の為にも、痩せて引き締めて下さい!と言いたい所です。
そんな前提はありながらも、ある程度はファッションでカバー出来る事も知っておきましょう!
どうやってカバーするのか?
方法を3つ解説をしていきます!
①素材が硬めのモノを選ぶ
まず1つ目が、素材が硬めなモノを選びましょう!という事。

例えば、こんなニットを一枚で着るコーデ。
これは実は、悪い例です。
僕はそんなにお腹が出ていたりするわけではないので、自然なラインで着る事が出来ています。
ただこの場合に、お腹が出ているとどうなるか?
柔らかいニットの素材の場合は、ぽっこりお腹のラインを完全に拾ってしまう事でお腹がとても目立ってしまいます。
素材が薄くてペラッとしていたり、柔らかい素材を選ぶと身体の持っているラインをそのまま出してしまいます。

こんなパリッとした硬さのある素材を選べば、例えお腹がぽっこり出ていても、そんなお腹のラインを拾わずに着用が可能。
薄くてペラッとしていたり、柔らかい素材がお腹のぽっこり感を拾いやすくなる。
反対に考えると
- 分厚い素材
- 硬い素材
これらは身体のラインを完全に覆ってくれるので、お腹のラインを際立たせずにスリムに見せてくれる効果が働きますね!
②身体から離れるシルエットに
もう1つ、単純な話ですが、ラインを完全に拾わないようにシルエットを体から離してしまうという事ですね。

これだと、僕がぽっこりお腹だった場合に完全に拾います。
素材も薄いし柔らかいし、かつピッタリフィットシルエットなのでお腹が出ていないからこそ成立するトップス。

じゃあこれなら?
インに着ているニットも勿論体から離れるシルエットである必要がありますが、これなら完全にそこが目立たずに成立しますよね。
今トレンドのオーバーサイズを使う事で、手っ取り早くカバーが出来るポイントですね!
③ジャケットを着る
そしてもう1つ、「その視点は無かったわ!」と言われる事が多いのが、ジャケットを着るという事。

ジャケットって、構造を見てもらうと、立体感のある襟がありますよね。
この襟が、胸元に立体感を出してくれます。
で、お腹が出ている人って考えてみると、バストよりもお腹の方が出っ張っている方がほとんどではないでしょうか?
なので、胸の方に厚みを足す事でそのバランスを均等に持っていく事が出来るようになります。
お腹ぽっこりの方の場合はあまり細いジャケットは難しいかと思うので、ウエストがあまり絞っていないモノが好ましいかと思います。

例えば、最近毎シーズン「UNIQLO U」が定番で出している、リラックスフィトットテーラードジャケット。
ラペルがある事で胸に立体感を出せるというのもありますが
- 素材が硬い
- 身体から離れたシルエットになっている
- ウエストが絞られていないのでお腹のラインを拾わない
という、今までに解説した全ての要素をクリア出来るジャケットになっていたりするんです。
こんなモノを選べば、ぽっこりお腹は全く目立たなくなりますね!
服ではカバーが出来るものの、本質的には健康面もふまえてお腹は引き締めた方が良いのでその点はご注意を◎
なで肩のカバー
続いて、なで肩のカバー。
僕自身がずっと悩まされていて、「どうすればマシに見せられるのか…」をずっと悩みつつ研究を重ねてきました。
これも言ってしまうと本質的には肩周りにしっかり筋肉をつける筋トレでもある程度カバー出来ます!
ただ、そうは言っても完全には難しいのでカバーテクニックを3つ解説していきます。
①基本は重ね着
当たり前に感じられたら申し訳ないのですが、基本は重ね着のスタイルを選ぶという事。
なで肩のカバーをするという事は、肩周りに厚みを出していくという事。
服を重ねれば単純に厚みは出せますよね!

とある日はこんなコーディネートを撮影してみましたが、これだと正直かなりなで肩が目立ちます。
かなり肩周りが寂しくなってしまいますよね。

完全にカバー出来るわけではないんですが、重ね着をした方が見え方がかなり改善します。
なで肩をカバーする1つ目のポイントは、「重ね着をする事で肩周りに厚みを出していく」という事ですね。
②肩落ちじゃないモノを選ぶ
なで肩が気になる方は、肩周りのディティールに注意を払って選んでいく必要があります。
なで肩が目立ちやすいポイントのものは2つあって

まず一番悪目立ちさせてしまうのが、ラグランスリーブです。
肩に対して斜めに出る袖付け線がポイントのラグランスリーブは、肩の傾斜をより助長させてしまうんですね。
どれだけ服が好きな僕も、これだけは絶対選ばないようにしています…笑

もう1つが、肩をあえて落とすディティールである「ドロップショルダー」です。
今はオーバーサイズのトレンドから、ほとんどの服がこの仕様になっています。
肩のラインの傾斜をラグランスリーブ同様目立たせてしまうので、気になる方は極端にこれになっていないものがオススメ!
なので、なで肩が目立たないモノというのは上記と逆のモノが該当します。

ラグランスリーブではなく、肩のラインにしっかりメリハリを出す事が出来るオーソドックスな「セットインスリーブ」を選ぶという事。

ドロップショルダーではなく肩のラインをしっかり合わせられるモノを選ぶという事。
僕もドロップショルダーのモノはトレンドに合わせて着用する事はありますが、さじ加減は注意して着用しています!
③肩周りに装飾があるモノを選ぶ
3つ目は、単純に何か物体で盛りましょう!という事。

分かりやすいのは「フードのデザイン」ですね。
肩周りにしっかりボリュームを出してくれる事で、なで肩の見え方をかなり緩和してくれます。

あとはあまり多くはないですが、トレンチコートなどの装飾に使われる肩周りの「エポーレット」。
肩にフラップがついていて、厚みを出してくれるデザインになっていますね。
あまりついているモノは多くはないですが、エポーレットに限らず何か物体で盛りを入れると分かりやすくなで肩のカバーがしやすくなりますね!
細い身体のカバー
これもすんごく悩まれる方が多い部分ですね。
ぽっちゃりお腹も悩まれる方が多いですが、男性としては細すぎるというのもまた悩みの種ですよね。
こちらの解決をするポイントとして2つ解説していきましょう!
①基本は重ね着
なで肩のカバーと同様、基本は「重ね着をする」という事ですね。
華奢な体は服で厚みやボリュームを足す事で、そこが目立たずに見せる事が出来ます。

何度か出てくるこのスタイリングも、やはり身体の細さが目立って少し寂しく感じますよね。

ニットの上に一枚サラッと重ね着をする事で、体格に厚みを持たせる事が出来ます!

分厚目な素材のニットなんかを合わせると、また更に厚みを足せてカバーに繋がります◎
②身体にサイズを合わせすぎない
あとは、身体が細いからといってその身体のラインに服を合わせすぎないのも大事です。
女性であれば細い体にピッタリした服を合わせる事で、華奢な女性らしい細いスタイルに見せる事が出来ますが、男性はやりすぎると逆効果。

かといってオーバーサイズに寄せすぎると、「着られてる感」が出やすくもなってしまうので
スキニーパンツなどの細すぎるモノに寄せすぎない程度に、スリムシルエットにするのが一番バランス良くまとまります◎
貧相に見えない程度に、スリムでスタイリッシュな雰囲気を演出してみて下さい!

という事で今回は、スタイルを良く見せる体型カバーテクニックとして
- ぽっちゃりお腹をカバーする方法
- なで肩をカバーする方法
- 細い身体をカバーする方法
この3つについて、解説をさせていただきました!
前回と合わせて数多くの体型カバーのテクニックを解説してきました。
ぽっこりお腹や細すぎるというのは根本の部分を、ダイエットをしたり身体を鍛えたりという部分で見直すのも良いですが、ファッションでもある程度のカバーは可能です!
是非スタイルを良く見せられる服を選んで、自信を持って日々を過ごして下さいね◎
また次回の更新をお楽しみに!!